当科の紹介
教授挨拶
東海大学医学部専門診療学系
リハビリテーション科学 教授
正門 由久
[Yoshihisa Masakado]
少子高齢化、地域包括ケアの推進、医療の高度化・細分化に伴い、リハビリテーション科専門医のニーズは急速に高まりましたが、リハビリテーション科専門医はまだまだ不足しています。ここ神奈川県西部も同様です。当科は30年以上の歴史があり、充実した研修プログラム・指導体制がありますので、一人でも多くの専門医を育成することが我々の責務だと感じています。
私たちが目指すのは、臨床・教育・研究のバランスがとれたリハビリテーション科医の育成です。医師のキャリア形成という観点からも専門医・指導医、博士号取得を推奨しています。リハビリテーション科の性質上、医学的な知識は当然ながら、介護保険や福祉制度についての知識も必要です。さまざまな知識・技術をもつ医師になってもらいたいと思っています。
患者さんのためになることは、自由に、そして楽しく取り組みましょう。そのためのバックアップは惜しみません。
一緒に切磋琢磨していきましょう!

当科の基本方針
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仲間を大切にすること
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和を持って一致協力し、粘り強いチームを作ること
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リハビリテーション医学を活性化し、次世代を担う、優秀な人材を育成すること
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以上のために、どんな努力も払うこと
プロフィール
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1982年4月:慶應義塾大学医学部卒業
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1982年5月:慶應義塾大学医学部研修医(リハビリテーション科)
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1984年5月:国立塩原温泉病院
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1985年6月:慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
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1987年6月:国立療養所村山病院
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1989年5月:米国ボストン大学神経筋研究所に留学
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1991年12月:慶應義塾大学病院リハビリテーション科医長
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1993年4月:慶應義塾大学専任講師(医学部リハビリテーション科)
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2001年1月:デンマーク王国コペンハーゲン大学パナム研究所医学生理学教室 神経生理学部門に留学
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2003年4月:慶應義塾大学助教授(医学部・月が瀬リハビリテーションセンター)
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2006年10月:慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター副所長
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2008年7月:東海大学医学部専門診療学系教授(リハビリテーション科学) 現在に至る。
所属学会・資格
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日本リハビリテーション医学会/理事、代議員、指導医、専門医(番号279)、認定臨床医
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日本臨床神経生理学会/理事長、代議員、認定医(神経伝導・筋電図、脳波)
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米国神経筋電気診断医学会(AANEM)/正会員、専門医(ABEM)
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日本運動療法学会/常任理事
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日本ボツリヌス治療学会/財務理事、代議員
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日本義肢装具学会/評議員
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日本高次脳機能障害学会/評議員,
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日本脳卒中学会/学会誌編集委員会編集委員、カリキュラム委員会委員
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日本末梢神経学会/評議員 など
東海大学医学部専門診療学系
リハビリテーション科学 教授
東海大学医学部付属大磯病院 副院長
豊倉 穣
[Minoru Toyokura]
東海大学医学部付属大磯病院は1984年に開院し、その当時からリハビリテーション科診療が開始されています。大学病院と地域中核病院の機能をもつ病院であり、急性期から生活期までの一貫したリハビリテーション医療の経験が可能です。地域のニーズに合わせてリハビリテーション科の役割も柔軟に変化しており、現在は特に生活期リハビリテーションへの期待が大きいと感じています。当院では患者さんの身体機能に応じたオーダーメイドの外来リハ、入院による短期集中リハを計画・実施し、身体機能の維持・向上、疾患予防に努めています。
病院で実施するリハビリテーションの中心は医学的リハビリテーションとなりますが、障害の重度化・重複化、高次脳機能障害の増加などに伴い、社会的リハビリテーションの重要性が再認識されており、リハビリテーション科医の専門性を発揮する領域は今後さらに広がっていくでしょう。リハビリテーション科が「人生・生活に密着した診療科」だと世の中に少しずつ認識され始めていると、私自身も日々実感しています。一人でも多くの“仲間”が増えることを心から願っています。
プロフィール
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1984年3月:東海大学医学部卒業
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1984年6月:東海大学医学部リハビリテーション科学教室入局(臨床研修医)
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1986年8月:国立療養所箱根病院理学診療科出向
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1995年4月:東海大学医学部リハビリテーション科学,講師
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1997年4月:東海大学大磯病院リハビリテーション科出向,同医長
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2000年4月:同,助教授
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2009年4月:同,教授,東海大学大磯病院副院長
所属学会・資格
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日本リハビリテーション医学会指導責任医・専門医・認定臨床医
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日本脳卒中学会専門医
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日本臨床神経生理学会認定医(筋電図)
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日本義肢装具学会認定医